地獄の術後1週間 ~3日目~
こんにちは、もんもんです。
術後3日目の体の状態・感じていたことについて書いて行きます。
尿チューブを取ったり、食事の量が増えました。
■術後3日目(2021年9月2日)
朝6時、いつも通り看護師さんが入室してきて、この日は採血をしました。
※採血は入院中に2、3日に1回ペースで実施します。採血は、血液に含まれる赤血球 数・白血球数、肝機能・腎機能が正常値内か評価するために実施します。この採血の結果も踏まえて、日々の体の状態を観察します。採血で問題が見つかった場合、例えば、肝機能が正常値よりも低い場合は、肝機能を高める薬を点滴から注入する対応をします。
朝ごはんを1時間かけて鼻から注入し、『吸引』した後、先生たちが入室し、いつもの処置(口内確認・清掃、皮弁(移植した太ももの皮膚・血管))の確認です。
皮弁の確認方法は、通常は先生たちが皮弁を掃除しつつ、目検で色・大きさを確認します。ただし、術後2、3日間は、プラスαでドップラーという機器で、舌と皮弁の血管が繋がっていて、血液が正常に流れているか確認します。もし、血液が正常に流れていない場合は、皮弁が壊死してしまうので、再手術になります。97%再手術はないと聞かされていましたが、まだ要観察期間である3日目なので、ドップラー検査はドキドキです。正常or異常かは、その場で先生が言ってくれますが、この時も正常だったので良かったです。ドップラー検査がなくなるまでは、生きた心地はしなかったです。笑
処置後、S先生が残り、「看護師さんから聞きましたが、すごい歩きたいそうですね。痛みは大丈夫そうですか?本当でしたら、ベッド脇に立たせるのも、術後4・5日目からだったんですが。もし、歩くのが気分転換になるのなら、リハビリの先生にも歩くリハビリにしてもらうように言っておきます。ただし、今日は部屋内だけの歩行とします。結果大丈夫そうでしたら、明日からフロアを歩きましょうか。ただし、無理はせんとって下さい。採血の結果からもわかる通り、もんもんさんはとても炎症にかかりやすい状態です。」と言いました。
私は頷きました。
S先生は続けて、「歩くの自身ありますか?笑 自身あるなら、尿チューブを外そうと思います。管は抜けた方が体の自由も効くし、良いかなと思います。今後、トイレ行く際は、ベット脇にポータブルトイレを設置するので、そこでしてもらいます。トイレしたくなったら、ナースコールで看護師さん呼んでしてください。」と言いました。
私は再度頷きました。
S先生は続けて、「最後にですね、今日のお昼からご飯の量を倍にします。これによって、食事の時間も倍になります。食事中は逆流を起こさないように、じっとしていないといけないので、2時間じっとしてもらいます。」と言いました。
私は嫌だな~と思いつつ、頷きました。
S先生退出後に、看護師さんに尿チューブを抜いてもらいました。
抜く前、とても緊張していました。一気に抜くのではなく徐々に抜いて行きました。抜いている際、痛みはなかったですが、何ともいえないもぞもぞ感がありました。抜いた後は、しばらく残尿感が半端なかったです。笑
この後、リハビリの先生が歩行器を持って、特別室に来ました。歩行器なしで歩ける自身ありましたが、何もない状態で立っていると、左太ももの痛み・痺れが5秒ぐらいで感じ始めて、まだまだ歩ける状態ではありませんでした。歩行器を使って歩いても、足の痛み・痺れはありましたが、何もしていないよりは気分転換になったので、特別室内だけの歩行でしたが、久々に歩き回りました。笑
お昼になり、食時です。このお昼ご飯から体に注入する食事量は倍になっています。これから、地獄その4『食事』になっていきます。何が辛いかと言うと、『食事』中、体の状態を起こした状態かつ首や足も痛みで動かせない状態で2時間じっとしていることです。
じっとしていると、お尻が痛くなってきます。痛みを和らげようと自分で立とうとしても痛みで立てません。もし立ってしまうと、鼻からの注入スピードが高さの問題で遅くなり、いつまで経っても『食事』が終わりません。4,5日目に実際にお尻の痛みが我慢できなくて、看護師さんの目を盗んで、立ったりしましたが、注入スピードが落ち、全然食事が終わりませんでした。笑 看護師さんは食事のスピードも管理しているので、あとで途中で立ったことがバレたりして、注意されました。 笑
この後は1、2日目と同じ流れで、夕方になって先生たちが入室し、いつもの処置(口内確認・清掃、皮弁(移植した太ももの皮膚・血管))をし、その後に2時間かけて『食事』『吸引』をし、22時になり就寝です。この日から睡眠薬が変わりましたが、管がまだまだついているために、『睡眠』もまだまだ辛かったです。
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今回はここまでにします。
体を動かせないことが、こんなに辛いことなのかと改めて感じた一日でした。
では。
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舌の痛みを感じてから手術までの検査内容・治療費を表でまとめています。
以下のブログに載せています。ご参考までに。
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地獄の術後1週間 ~2日目~
こんにちは、もんもんです。
術後2日目の体の状態・感じていたことについて書いて行きます。
■術後2日目(2021年9月1日)
朝6時の起床時間になり、看護師さんが入室してきて、両手首の拘束具を取ってもらいました。私は、就寝中に『暑さ』を耐えるために上半身裸でいたので、看護師さんに服を着るよう促されました。が、寝れないストレスと『暑さ』のストレスで私は断りました。看護師さんは「先生に早く来てもらえるように言っておくね。」と言い、『吸引』して特別室を出ました。
早く1か月後にならないかな~、辛いな~と思いながら、ドライヤーのスイッチを入れ、『暑さ』を耐えていました。
朝9時過ぎにH教授たちが入室してきました。私の口腔内のチェック・清掃、皮弁が壊死していないか・血流が通っているかの確認などの処置をしてくれました。問題ありませんでした。
処置後、S先生が残り、S先生が「これから右足の点滴を外します。おそらく午前中に形成外科の先生が来て、左足のドレーンを抜いてくれると思います。なので、立つことができます。しかし、手術後なのでここ2、3日はリハビリの先生が付き添いの時だけ立つことを許可します。あとは、今日のお昼から食事をはじめます。鼻から栄養剤をゆっくり注入していきます。時間は1時間ほどかかります。食事中はベッドを起こして、上半身を上げた状態で注入します。これは、栄養剤を胃に直接入れている形になりますので、状態を起こしていないと、逆流したりして危険だからです。また、食事中は動くのは禁止です。これもが逆流したり、肺炎を起こす危険があるからです。」と言いました。
私は頷き、右足の点滴を外してもらいました。意外と痛かったです。抜いた後も、右足に力を入れて動かしたりしても、ジンジンと痛み続けました。
朝11時過ぎに、形成外科の先生が入室してきました。左太ももの状態を確認し、左太ももに刺さっているドレーンを抜きました。取った直後は、管が刺さってた箇所から、なま暖かい血がどろ~と出てきました。隣にいた看護師が止血してくれました。痛みは抜いた瞬間だけでした。
12時になり、いよいよ食事です。食事するときは、逆流を防ぐために上体をベッドを使って起こしましたが、首・背中の痛みが強く、また気管切開に刺激があり強くてむせたりして、辛かったです。この日の注入量が少な目だったので、1時間動かずでも耐えれました。が、後日から注入する量が倍になり、時間も2時間と倍になり、これが地獄でした。。。。
食事後、『吸引』してむせまくった後、ついにリハビリの先生が来てくれました。動きたい欲が半端なかったので、とても嬉しかったです。笑
この日は、ベッド脇で立つだけでした。リハビリの先生に補助してもらいながら立ってみると、案の定左足は傷口がズキズキ痛み、右足も点滴してた箇所がチクチク痛み、立つのが辛かったです。しかし、立つことにより、背中をベットから離すことができたので、背中の『暑さ』を分散することができたので、そこは開放感があってよかったです。笑
リハビリ後は、またベッド上安静です。
また、この日は扇風機を守衛室に返さないといけなかったので、返す前に父親にLINEでお願いして、卓上サーキュレーターを買ってきてもらいました。すごい嬉しかったのが、リモコン付きのを買ってきてくれたことで、これにより、寝たきりの状態でもサーキュレーターを操作することができました。
このまま時間が過ぎ、夕方に先生たちの処置、食事、『吸引』し、そして就寝時間を迎えました。足の点滴・ドレーンが取れていても、寝がえりが打てないので、地獄その3『睡眠』のままです。この日も、睡眠薬を入れても、寝つきが悪く、2、3回は起きて、最終的には、朝4時から起きている状態でした。
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今回はここまでにします。
術後2日目で、左太もものドレーンと右足の点滴を抜きました。その状態で立ってみると、案の定痛いですが、少し気分転換になりました。
リハビリの先生は、とても優しくて話しやすい先生で、ホワイトボードで会話していましたが、気分良かったです。笑
また、食事が始まりましたが、食事は胃に直接注入されるので、味は全く感じなかったです。笑
最後に、リモコン付き扇風機は、寝たきりな状態でも操作できるし、自分で風量・風向が調節できたので、本当に助かりました。笑
代謝が良くて汗をかく方・暑がりな方は、入院する際にぜひ持って行ってください。そうでない方も弱風にして風に当たると少し気分転換になるので、ぜひ。
では。
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舌の痛みを感じてから手術までの検査内容・治療費を表でまとめています。
以下のブログに載せています。ご参考までに。
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地獄の術後1週間 ~1日目【後編】~
こんにちは、もんもんです。
前回の「■術後1日目(2021年8月31日)」の続きである、地獄その3『睡眠』前から書いて行きます。
■術後1日目(2021年8月31日)
ようやく21時を過ぎました。地獄その2『暑さ』は、冷房(22度)・扇風機(強風)・ドライヤー(COLD)で耐えていました。
21時30分過ぎに地獄その1『吸引』しに看護師さんが特別室に入ってきました。私は嫌だと体を揺らして抵抗しました。しかし、看護師さんは「寝ている最中に、カニューレ(気管切開の管)に分泌物が詰まって窒息してしまうかもしれない。だからやらないと。」と言い、私は渋々頷き、10分間のネブライザー後に『吸引』されました。
『吸引』は案の定、気管が刺激されまり、眠気も吹き飛ぶぐらいむせまくりました。涙も出ます。
その後、主治医のS先生が特別室に入ってきて、「もんもんさん、寝る前に両手をベットに縛っても良いですか?現状、もんもんさんにはたくさんの管が繋がれていて、術後もあるので、一本でも抜けると、大変な状態になります。寝ている最中に不用意に管を手で取らないためにも、拘束具をつけさせていただきたいです。なお、ナースコールは手元に置いておきます。」と言いました。
私は、拘束具を付けられても寝てたら気にならないだろうと思い、頷きました。
S先生は、「拘束具は、この後に看護師さんの方でつけてもらいますね。後ですね、睡眠薬を用意しています。おそらく、たくさん管が繋がっているせいで寝つきが悪いと思います。とりあえず、22時の就寝時間に一回入れて、夜中に目が覚めるようなことがあれば、ナースコールを押して追加してもらってください。」と言いました。
私は、睡眠薬があるならぐっすり寝れるな~と思いつつ、頷きました。
S先生が特別室を出ていき、看護師さんが拘束具を私に装着し始めました。装着しながら看護師さんが「ドライヤーは就寝時間は着けるのやめましょうか。火事になる可能性もあるし、危険なので。」と言いました。
私は、そうだよな~と思いつつ、一方で就寝中に暑さで苦しみたくない思いが強く、上半身裸で寝させてもらうように、ホワイトボードで要求しました。
看護師さんは頷き、上半身の服を脱がしてくれました。
(だいぶ、涼しい感覚になりました。笑)
22時の就寝時間になり、睡眠薬を鼻のチューブから入れてもらいました。
看護師さんは「睡眠薬の効果が出るまで30~40分ぐらいかかるよ。何かあったら遠慮なくナースコール押してね。」と言い、特別室出ました。
私は、寝るぞ!!!と意気込んで目を閉じました。
ここから地獄その3『睡眠』が始まりました。
ふと目が覚めました。今何時だろうと思い、スマホを探そうとしましたが、スマホはバックの中にあり、痛みで動ける状態ではないこと、拘束具のせいで手を動かすことができなかったので、あきらめました。
再び目を閉じました。が、寝付けません。寝がえりをとても打ちたかったですが、できません。このままだとストレスで目が覚め切ってしまうことを危惧して、追加の睡眠薬を注入してもらうために、ナースコールを押しました。
看護師さんの方が、「どうしましたか?」と静かに入室してきました。私は、拘束具を外してもらうようにジェスチャーで伝え、外してもらった後に、ホワイトボードで「追加の睡眠薬をください。それと今何時ですか?」と伝えました。看護師さんは「睡眠薬了解。今は、0時過ぎたところだよ」と答えてくれました。
私は0時と聞いて、発狂しそうになりました。
追加の睡眠薬を注入してもらい、目を閉じました。
「睡眠薬、全然効果ないじゃん。麻酔みたいな強力なやつないのかな」と思いつつ、気づいたら寝てました。
ふと目が覚めました。ナースコールを押し、看護師さんに「何時ですか?」と聞くと、「2時30分だよ」と答えてくれました。
睡眠薬をください。と伝えると、看護師さんは「もう睡眠薬は注入できないの。2時までだったら注入できるんだけど。その時間過ぎちゃうと、次の日まで睡眠薬が効いて、歩いてる最中にフラっとしたり、危険だから。入れてあげたいんだけど、頑張って寝てみて」と言い、断られました。
私は、そもそも睡眠薬2時までしか注入できないなら、あらかじめ言ってくれよ。そして、俺動ける状態じゃないけん、睡眠薬入れても大丈夫だろうと思い発狂しそうになりましたが、我慢して頷きました。
看護師さんが特別室を出ていき、私は寝ようと努力しました。が、寝れません。
それどころか、今まで気にならなかった気管切開での呼吸に違和感を感じ始め、また背中に『暑さ』を感じ始めました。ドライヤーも使えません。
我慢の限界すぎて、ナースコールを押し、ホワイトボードで歩かしてくださいと強く主張しました。この時の心情としては、心のむしゃくしゃをどうにかしたくて、体を動かしたかったです。ですが、看護師さんは「立って歩くのは主治医の先生に聞かないとだめだし、今は点滴も繋がってるから歩ける状態じゃないし、我慢してほしい。」の一点張りでした。
私は、仕方がないと自分に何度も言い聞かせ、「分かりました。」と頷きました。
この後、この状態・苦しみが今後も続くのか、、、寝ることってこんなにつらいことなのか、、、、想像してた以上に辛い、、、、という『絶望感』、背中の『暑さ』、気管切開の『違和感』で寝れない中、2日目の起床時間の6時を迎えました。
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今回はここまでです。
今回は、地獄その3『睡眠』について、書きました。
動きが制限された状態での『睡眠』がここまで苦しいとは思わなかったです。
普段、寝がえりを打ったり、かゆいところかいたり、鼻で呼吸して『睡眠』できることが幸せのことなんだな~と強く感じた1日でした。笑
まさか、1日目だけでここまでブログ書くとは思っていなかったです。笑
ですが、振り返ると、この術後1日目が一番つらかったです。。。
2日目からは、管も徐々に抜けていき、体の自由も徐々に効いてきて、1日目ほどの地獄はなくなっていきます。
今回も長々と書いてしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
では。
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舌の痛みを感じてから手術までの検査内容・治療費を表でまとめています。
以下のブログに載せています。ご参考までに。
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地獄の術後1週間 ~1日目【中編】~
こんにちは、もんもんです。
前回の「■術後1日目(2021年8月31日)」の地獄その1『吸引』が終わって、先生たちが特別室から出て行った続きから、書いて行きます。
※『吸引』は、気管切開中、1日3、4回あります。
今回は、地獄その2『暑さ』について書きます。
(私個人的な問題かもしれません。笑)
■術後1日目(2021年8月31日)
麻酔が残っていたのか、ボーっとする時間が続き、ベットに寝た状態のまま、気づけば15時を過ぎていました。麻酔が徐々に切れてきて、地獄その2がやってきました。『暑さ』です。
通常ですと、寝がえりをしたり、上半身を起こしたり、体を動かして体にこもった『暑さ』を逃がすことができます。しかし、私は体にたくさんの管が繋がれており、体を動かすことができないので、『暑さ』がこもる一方でした。ちなみに、足を動かそうとすれば、左足は手術で切りとった左太ももがズキズキ痛み、右足は刺さっている点滴の針がチクチク深くささるような痛みがあります。左右の腕で状態を起こそうとすれば、首がとてつもなく熱くなり、痛みが走ります。
ナースコールを押し、看護師さんに冷房の温度を下げてもらうように、小さなホワイトボードを使って伝えました。これにより、ベットと接している背中以外の厚さは幾分かマシになりました。しかし、背中の『暑さ』は、一向に無くなりません。
少し我慢していましたが、触っていなくても分かるレベルで背中が蒸れはじめ、気持ち悪くなり、我慢の限界で、痛みそっちのけでベット上で暴れていました。笑
暴れている最中に指先につけていた酸素飽和度が取れて、アラームが鳴り、看護師さんが特別室に入ってきて、私が暴れているのを見て、焦っていました。笑
背中の暑さを伝え、背中を触ってもらうと、異常なほど汗をかいていたそうで、さらに焦っていました。
看護師さんは、まず大き目な保冷剤を持ってきてくれました。が、背中全体の暑さはとれず、しばらくしたところで冷たくなくなり、私は再度暴れました。
看護師さん達の中で少し騒動になり、主治医の先生たちを呼びました。先生は「ベッドは、手術後仕様のベットになっていて、敷パッドの部分が厚いスポンジになっています。これは、より安全・安静に寝れるようにするためです。このスポンジを取っても安静にできますか?」と聞いてきて、私は即座に「はい」とホワイトボードに書きました。
先生は「分かりました。」と言い、先生・看護師さん5~6名で私の体を持ち上げ、その隙に、他の看護師さん2~3名で厚いスポンジを取り、普通仕様のベットにしてくれました。また、着ていた病室着も新しいものに変えてくれました。
この際中に、他の看護師さんが、壁に固定する形式の扇風機を守衛室から借りてきてくれました。ベッドの端にガムテープでぐるぐる固定してくれました。本当は背中に風を直接あてる場所に固定したかったのですが、そこに固定できるものはなく、ベッドの端に固定になりました。
先生は「暑さは大丈夫そうですか?」と聞いて、私は「はい」とホワイトボードで答え、先生・看護師の方達は部屋を出ていきました。
私は、「これでしばらくは平和に過ごせそうだ」と思っていましたが、しばらくして、またあの『暑さ』がやってきました。
私は、「ここまでしてくれて、さらに要求するのは申し訳ない」と思い、何か良い手はないかと考えました。
「ああ、あれだ!」と思い、ナースコールを押しました。看護師さんにホワイトボードで、「持参したドライヤーを取ってください。」と伝え、ドライヤーが私の手に渡りました。
ドライヤーのCOLDのところでスイッチを入れ、その風を背中の隙間に送りました。すると、感じていた『暑さ』が少しずつ無くなっていきました。
(ドライヤーでCOLD機能を考えた方に敬意を表しました。笑)
冷房・扇風機・ドライヤーの3種の神器により、『暑さ』問題はどうにかなりました。
看護師さんもこの状況を見て安心していましたが、恐ろしいことを口にしました。
看護師「扇風機は明日に守衛室に返却しなくちゃいけない。また、寝ている最中にドライヤーは火事になるかもしれないから、つけっぱなしにできないよ。」
私の心の声「まじか、、、」
そうこうしているうちに、就寝の時間になりました。
ここから、地獄その3『睡眠』が始まります。。。
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今回はここまでです。
地獄その2『暑さ』について、書きました。
術前、『暑さ』について先生から聞いていなかったので、私の暑がりが問題なのかと思いました。先生に質問したところ、他の患者さんはお年寄りの方ばかりで、暑さより痛みが優先されて、私みたいに暑がったり、暴れたりせず、ずっと寝込んでいるそうです。
手術後は寝ているだけだから、多少何かあっても大丈夫だろうと思っていましたが、まさか『暑さ』で苦しむとは思っていませんでした。笑
(手術後に歩いたり、寝がえりできたら、状況は変わっていたかもしれませんが、、、)
とりあえず、ドライヤーで世界が変わったので、入院する際に暑さが心配な方は、ドライヤーを持参することを強くおススメします。笑
※私は一人部屋だったので、日中つけっぱなしにするとができました。
では。
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舌の痛みを感じてから手術までの検査内容・治療費を表でまとめています。
以下のブログに載せています。ご参考までに。
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地獄の術後1週間 ~1日目【前編】~ ※※閲覧注意 血が含まれる画像があります。
こんにちは、もんもんです。
今回は、術後1週間(2021年8月31日~2021年9月5日)の日々の流れ・体の状態・感じていたことについて書いて行きます。とりあえず、地獄でした。笑
また、今回のブログでは、血が含まれる画像も載せています。
気分を悪くさせるかもしれません。あらかじめご了承ください。
申し訳ありません。。。
■術後1日目(2021年8月31日)
麻酔が切れ、朝6~8時に目が覚めたと思います(頭がボーっとしていたので、記憶が定かではありません)。
目覚めた場所は、看護師さん達がすぐそばにいる、特別室のベットでした。
ベット脇のイスに主治医のS先生が座っており、私が目覚めたのを確認すると、特別室を出て、他の先生・看護師を呼びに行きました。
12時間以上の大手術のせいか、麻酔がまだ残っているのか、頭はボーっとしていて、倦怠感も感じていました。
しばらくすると、H教授をはじめとする、たくさんの先生が入室してきました。
H教授「手術、よく頑張りました。手術は無事に終わっています。今、もんもんさんの体の状態ですが、舌は大きく腫れていて、声は出ない状態です。声は出ない状態の理由は、口内が腫れていることもありますが、唾液が肺などに流れて肺炎を起こさないように、気管切開している箇所に、小さな風船みたいなもので封鎖しているからです。首は、手術後で腫れていて血がたくさん出ている状態なので、テープで固定しています。左太ももは、動かすと痛みがあると思います。その他、鼻から管が入っていたり、足に点滴もついていますが、まあ術前に説明した状態です。」
H教授の説明後、私は、初めに舌の状態を確認しました。舌がとてつもなく腫れていることを認識しました。手のひら大の水風船が口の中にある感覚でした。次に声を出したり、口や鼻から呼吸しようと試みました。H教授のおっしゃった通り、声は出せないし、呼吸もできません。気管切開からの呼吸が生命線だなと認識しました。次に首を動かそうとしました。確かに固定されていて、動かしずらかったです。少し動かしただけでも激痛でした。次に太ももを動かそうとしました。少し動きましたが、激痛でした。じわじわビリビリじゅわ~って感じの痛みで、ナイフで刺されたらこんな感じなのかな~って思ってました。
ちなみに、上半身だけですが、体の状態は以下の画像の通りです。
(術後2日目に撮った写真になります。
髭を剃ることができない汚い状態だったので、画像に加工して消してます。笑
よく見ると、左首舌のとこにもJバックがささってますね 笑
なお、Jバックには不要な血・リンパ液が常に流れています。)
H教授は説明後、「舌の状態を診してください。」と言い、H教授・H准教授・S先生・Y先生・I先生(女性の先生)総出で、口内の清掃と皮弁(移植した皮膚)の色とドップラー(血流を確認する機械)で皮弁に血液がきちんと流れて壊死していないかの状態を確認しました。
個人的には口を大きく開けているものの、あまり開かず、その状態で口の中を器具でカチャカチャされていたので、少し痛かったです。
その後、ネブライザーという水蒸気を発する装置をカニューレ(気管切開の管)に被せました。
具体的な使い方は、以下の画像で言うと、煙(水蒸気)が出ている四角のところをカニューレ(気管切開の管)に被せ、水蒸気により、気管切開の管に詰まっている痰を柔らかくします。10分間被せます。四角に空気の逃げ道があるので、ネブライザー中でも呼吸はできます。
この後が、地獄その1『吸引』です。スイッチを押す音が鳴り、掃除機の吸引する音が鳴ります。音の先に目をやると、細い管がついています。S先生が「ちょっと苦しいですよ。」と言い、細い管をカニューレ(気管切開の管)の中に入れました。私は、吸引中に呼吸ができないこと・気管が締め付けられている感じがしたこと・苦しくて咳き込もうとしても、吸引により空気が上手く吐き出せずに過呼吸な状態になることが重なり、涙目になりながら、S先生に吸引を止めてもらうようにジェスチャーで必死に伝えました。
S先生は手を止めてくれましたが、次のように言いました。
S先生「今回はこれでやめておきますが、この吸引は1日3,4回します。今、もんもんさんはこのカニューレだけでしか、呼吸できていない状態ですよね。人は、肺などから出た分泌物を上へと出そうとします。その際に分泌物がカニューレの穴にこびり付きます。こびりついて分泌物が、呼吸する空間を無くしていきます。すると窒息します。そうならないためにも、ネブライザーで分泌物を柔らかくして、吸引します。」
私は、生きるためには仕方がないと思い、頷きました。
S先生は小さなホワイトボードとナースコールを渡してきました。
S先生は、「何か言いたいことなどありましたら、このホワイトボードに書いてください。後、何かありましたらすぐにナースコールを押してください。」と言い、他の先生たちと特別室を出ていきました。
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長くなってしまったので、今回はここまでにします。
地獄その1『吸引』についてどんな感じかを例えると、皆様は食事中に食べ物が気管に入ると、反射的にむせたりすると思います。『吸引』中は、ずっとその状態です。むせたとき、通常だと、口から咳き込んだり、鼻から深呼吸したりして、落ち着かせようとすると思います。『吸引』中は、口と片方の鼻は閉じられて、もう片方の鼻からしか咳き込みできないようなイメージです。
※実際は、咳き込み中に『吸引』されているので呼吸できないし、『吸引』後は、気管切開箇所がじんじんするので、少しの間の呼吸が苦しいです。。。。
伝わりますかね?笑
では。
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舌の痛みを感じてから手術までの検査内容・治療費を表でまとめています。
以下のブログに載せています。ご参考までに。
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手術直後の状態(管だらけ...) ※図解してます。
こんにちは、もんもんです。
今回は、手術直後の状態について書いて行きます。
(手術内容は以下のブログの赤字で記載しています。)
手術直後は、以下の図のような状態でした。
はじめに、上記に図に載っていない、舌・首・左太ももの状態についてです。
舌は、口の中いっぱいに腫れていて、水風船を口の中に入れている感覚でした。痛みは特に感じなかったです。しかし、違和感はめちゃくちゃあり、ストレスに感じることがありました。
首は、旋回しないように太めのテープが巻きつけられていました。固定されているものの動かそうとすると、痛みがありました。
左太ももは、15~20cmほど縫い合わせた跡があり、その周辺も青あざや内出血している状態でした。動かそうとすると、とても痛みがありました。
※後日、ブログで画像を載せます。
ここからは、上記の図の①~⑦の状態についてです。
①チューブ:鼻から胃までの長さのチューブを、鼻の右穴から入れています。
このチューブに栄養剤を流し込み、栄養を摂取します。
手術中に入れているので、入れたときの痛さはありませんでしたが、
鼻の右穴が塞がれた感じで、呼吸する際、違和感を感じていました。
②Jバック:右首に1本、左首に2本、左太ももに1本繋がっていました。
手術箇所に血やリンパ液が溜まっても、
その箇所から抜けるように血抜きのために繋いでいました。
管が取れると、繋ぎなおしたり、無駄な出血をするなど、
大変なことになるので、日常生活や寝ているときも取れないように
神経使うのが、とてもストレスでした。
③気管切開:口内が大きく腫れていて、鼻や口から呼吸ができない状態だったので、
自分で呼吸するために、喉の気管にプラスチック管が入ってました。
この管からでしか呼吸ができないため、
呼吸しづらく、一番のストレスでした。
看護師さん情報で、この手術をした患者さんも、
この気管切開が一番つらいと言っているそうです。
④酸素飽和度:「③気管切開」から、きちんと呼吸ができて、
体に酸素が取り込まれているか確認するために着けていました。
酸素が一定以上取り込めていないと、ピーピー音が鳴り、
看護師さんが駆けつけてきます。
⑤尿管チューブ:手術後、動けないので、
寝たままでもトイレできるために着けています。
手術中につけたので、痛みはありませんでしたが、
抜くときは、猛烈な違和感と残尿感が続きました。笑
⑥点滴:口内が大きく腫れていて、
鼻や口から水分を摂取できないので、 繋いでました。
また、肝臓機能をよくする薬など、この点滴から投与してました。
⑦フットポンプ:手術後、動けないため、血流を良くするために繋いでました。
マッサージされてる感覚で気持ちよかったです。笑
いかがだったでしょうか?
手術前に上記の図のような管が入ると説明されていましたが、いざなってみると、体の自由が予想以上に制限されていたり、辛さ・違和感だらけで寝れないなど、しんどかったです。。。。
次のブログでは、地獄の術後1週間について書こうと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
では。
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舌の痛みを感じてから手術までの検査内容・治療費を表でまとめています。
以下のブログに載せています。ご参考までに。
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早見表 ~舌の痛みを感じてから手術まで~ ※検査内容・治療費を載せています。
こんにちは、もんもんです。
これまでのブログで少しずつ更新してきた、舌の痛みを感じてから手術までの早見表を載せます。
※治療費については、
社会保険が適用された実際に支払ったおおよその金額を載せています。
※手術代は高額療養費制度を適用したおおよその金額を載せています。
※入院してからの入院費用(ベッド代)・食事代は除いています。
■期間についてのまとめ
・舌に違和感を感じてから、
初めて病院(口腔外科クリニック)に行くまで → 約2か月
・初めて病院(口腔外科クリニック)に行ってから、
手術まで → 約1か月
■治療費についてのまとめ
・手術までにかかった治療費 → 約84,050円
・手術にかかった治療費 → 約110,000円
※高額療養費制度を適用しています。
早見表
日付 | イベント (日常生活の変化、検査内容、検査結果など) |
治療費 |
---|---|---|
2021年6月上旬 | ■左側の舌に違和感を感じはじめる。 | ー |
2021年7月中旬 |
■左側の舌が痛み始める。 |
ー |
2021年7月30日 |
■近くの口腔外科クリニックに初めて行く。
|
約3,600円 |
2021年8月2日 |
■2回目の口腔外科クリニックに行く。
■母親に実家の病院で検査してもらうことを伝えた。 |
約1,800円 |
2021年8月5日 | ■実家の福岡へ出発。 | ー |
2021年8月6日 |
■紹介状先の病院に初めて行く。
|
約16,500円 |
2021年8月10日 |
■紹介状先の病院に行く。 |
約7,700円 |
2021年8月11日 |
■紹介状先の病院に行く。 |
約10,750円 |
2021年8月13日 |
■紹介状先の病院に行く。
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約2,500円 |
2021年8月16日 |
■九州がんセンターでPET検査 |
約30,000円 |
2021年8月17日 |
■紹介状先の病院に行く。
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約3,000円 |
2021年8月18日 |
■紹介状先の病院に行く。 |
約2,000円 |
2021年8月19日 | 約2,200円 | |
2021年8月20日 |
■私立大学病院に行く。 |
約4,000円 |
2021年8月26日 |
■紹介状先の病院に入院 |
ー |
2021年8月30日 |
■紹介状先の病院で手術 |
約110,000円 |