20代男性SE~舌がん体験記(ステージⅣ)~

舌がん(ステージⅣ)の検査・治療体験記を書いています。

初めて紹介状先の病院に行きました【前編】

2021年8月6日(金)の8時30分に紹介状先の病院に行きました。

 

受付で紹介状を渡し、指定された口腔外科前で番号が呼ばれるまで待機してました。待っている間は、結果を知ることが怖かったので、このまま呼ばれなければ良いなーと思ってました笑

 

9時から診察開始でした。番号が呼ばれたのは病院に到着して1時間後の9時30分でした。

 

診察所の中は広く開放感があり、歯医者さんにあるイスが12~15台ぐらい設置されており、1台ごとしきりで区切られていました。(下記はイメージです。)

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指定されたイスに座ると、女性の先生(S先生)と若い男性の先生(Y先生)が待っていました。

 

S先生「紹介状読ませていただきました。まずは、舌の状態を診してください。その後カメラで何枚か撮らしてください。」
そう言うと、Y先生が私の唇を器具で広げ、S先生が舌の状態を診つつ、カメラで舌を撮りはじめました。

 

カメラの撮影が終わると、S先生が私にも見える位置のモニターに舌の写真を映しつつ、「Y先生、H教授呼んできて」とY先生に指示しました。

 

Y先生がH教授を呼んできている間に、S先生は私に言いました。
S先生「前のモニターに映っているのが、現状の舌の状態です。この写真を見てわかるように腫瘍の周りに白い斑点がかかっているのが分かりますよね。断言はできませんが悪性の可能性が高いです。こんな発言は失礼と分かってますが、仮に悪性の場合は、他の部位に影響(転移など)がないか調べないといけません。舌だけ手術した後に他の箇所にも影響(転移など)があった場合に再度手術しなければいけないからです。特に、舌にがんが発生した場合は、首のリンパ節、食道にも転移しやすいとされています。他の患者さんの診察や教授の都合もあるので本日は生検できませんが、できる検査からばんばんしていきたいと思いますがどうでしょうか?」

 

私「分かりました。会社には長期休暇を申請しているので、できる検査からお願い致します。今から両親を呼んでくるので、同じ話をしてもらってもよろしいでしょうか?」

 

私は待合室にいる両親を病室に呼び、S先生はもう一度同じ話を両親にしてくれました。両親は真剣な表情で頷きながら聞いていました。

 

S先生は両親に同じ話をした後、検査内容について簡単に説明してくれました。
S先生「検査は、MRI、CT造影検査をして体、首の状態を診ます。また胃カメラを入れて食道の状態も見ます。これは先ほど話しましたが、舌にがんが発生した場合は、首のリンパ節、食道にも転移しやすいためです。また、手術する場合は全身麻酔になります。今のもんもんさんの体の状態で耐えられるかも見るために、一般的な健康診断でされているような検査(血圧測定など)もしていきます。本日すべて実施するわけではありませんが、今後そのような検査が入ると思っててください。

 

私も両親も「分かりました。よろしくお願いします。」と言い、この後、早速検査がはじまりました。

 

後編で、この日実施した検査内容について記載します。
(後編でH教授出てきます。笑)

 

※早見表は、後編でまとめて載せます。