20代男性SE~舌がん体験記(ステージⅣ)~

舌がん(ステージⅣ)の検査・治療体験記を書いています。

地獄の術後1週間 ~3日目~

こんにちは、もんもんです。

 

術後3日目の体の状態・感じていたことについて書いて行きます。

尿チューブを取ったり、食事の量が増えました。

 

■術後3日目(2021年9月2日)

朝6時、いつも通り看護師さんが入室してきて、この日は採血をしました。

※採血は入院中に2、3日に1回ペースで実施します。採血は、血液に含まれる赤血球 数・白血球数、肝機能・腎機能が正常値内か評価するために実施します。この採血の結果も踏まえて、日々の体の状態を観察します。採血で問題が見つかった場合、例えば、肝機能が正常値よりも低い場合は、肝機能を高める薬を点滴から注入する対応をします。

 

朝ごはんを1時間かけて鼻から注入し、『吸引』した後、先生たちが入室し、いつもの処置(口内確認・清掃、皮弁(移植した太ももの皮膚・血管))の確認です。

 

皮弁の確認方法は、通常は先生たちが皮弁を掃除しつつ、目検で色・大きさを確認します。ただし、術後2、3日間は、プラスαでドップラーという機器で、舌と皮弁の血管が繋がっていて、血液が正常に流れているか確認します。もし、血液が正常に流れていない場合は、皮弁が壊死してしまうので、再手術になります。97%再手術はないと聞かされていましたが、まだ要観察期間である3日目なので、ドップラー検査はドキドキです。正常or異常かは、その場で先生が言ってくれますが、この時も正常だったので良かったです。ドップラー検査がなくなるまでは、生きた心地はしなかったです。笑

 

処置後、S先生が残り、「看護師さんから聞きましたが、すごい歩きたいそうですね。痛みは大丈夫そうですか?本当でしたら、ベッド脇に立たせるのも、術後4・5日目からだったんですが。もし、歩くのが気分転換になるのなら、リハビリの先生にも歩くリハビリにしてもらうように言っておきます。ただし、今日は部屋内だけの歩行とします。結果大丈夫そうでしたら、明日からフロアを歩きましょうか。ただし、無理はせんとって下さい。採血の結果からもわかる通り、もんもんさんはとても炎症にかかりやすい状態です。」と言いました。

 

私は頷きました。

 

S先生は続けて、「歩くの自身ありますか?笑 自身あるなら、尿チューブを外そうと思います。管は抜けた方が体の自由も効くし、良いかなと思います。今後、トイレ行く際は、ベット脇にポータブルトイレを設置するので、そこでしてもらいます。トイレしたくなったら、ナースコールで看護師さん呼んでしてください。」と言いました。

 

私は再度頷きました。

 

S先生は続けて、「最後にですね、今日のお昼からご飯の量を倍にします。これによって、食事の時間も倍になります。食事中は逆流を起こさないように、じっとしていないといけないので、2時間じっとしてもらいます。」と言いました。

 

私は嫌だな~と思いつつ、頷きました。

 

S先生退出後に、看護師さんに尿チューブを抜いてもらいました。

抜く前、とても緊張していました。一気に抜くのではなく徐々に抜いて行きました。抜いている際、痛みはなかったですが、何ともいえないもぞもぞ感がありました。抜いた後は、しばらく残尿感が半端なかったです。笑

 

この後、リハビリの先生が歩行器を持って、特別室に来ました。歩行器なしで歩ける自身ありましたが、何もない状態で立っていると、左太ももの痛み・痺れが5秒ぐらいで感じ始めて、まだまだ歩ける状態ではありませんでした。歩行器を使って歩いても、足の痛み・痺れはありましたが、何もしていないよりは気分転換になったので、特別室内だけの歩行でしたが、久々に歩き回りました。笑

 

お昼になり、食時です。このお昼ご飯から体に注入する食事量は倍になっています。これから、地獄その4『食事』になっていきます。何が辛いかと言うと、『食事』中、体の状態を起こした状態かつ首や足も痛みで動かせない状態で2時間じっとしていることです。

 

じっとしていると、お尻が痛くなってきます。痛みを和らげようと自分で立とうとしても痛みで立てません。もし立ってしまうと、鼻からの注入スピードが高さの問題で遅くなり、いつまで経っても『食事』が終わりません。4,5日目に実際にお尻の痛みが我慢できなくて、看護師さんの目を盗んで、立ったりしましたが、注入スピードが落ち、全然食事が終わりませんでした。笑 看護師さんは食事のスピードも管理しているので、あとで途中で立ったことがバレたりして、注意されました。 笑

 

この後は1、2日目と同じ流れで、夕方になって先生たちが入室し、いつもの処置(口内確認・清掃、皮弁(移植した太ももの皮膚・血管))をし、その後に2時間かけて『食事』『吸引』をし、22時になり就寝です。この日から睡眠薬が変わりましたが、管がまだまだついているために、『睡眠』もまだまだ辛かったです。

 

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今回はここまでにします。

 

体を動かせないことが、こんなに辛いことなのかと改めて感じた一日でした。

 

では。

 

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舌の痛みを感じてから手術までの検査内容・治療費を表でまとめています。
以下のブログに載せています。ご参考までに。

ymonmonblog.hatenablog.com

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