20代男性SE~舌がん体験記(ステージⅣ)~

舌がん(ステージⅣ)の検査・治療体験記を書いています。

【後編】放射線・抗がん剤治療に向けて<味覚障害・唾液分泌障害になっても生きる>

こんにちは、もんもんです。

 

今回のブログは、「【前編】放射線抗がん剤治療に向けて<味覚障害・唾液分泌障害になっても生きる>」の続きです。

放射線抗がん剤治療、右側にも放射線を照射すべきかについて、パートナー・両親・手術してくれた先生達と話した内容・心境、これからの放射線抗がん剤治療に向けての意気込みなど書いて行きます。

 

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【ご教授ください!!】

過去に放射線抗がん剤治療を経験した方や有識者の方で、治療中はこれをしておけば体調が楽になる!、退院後の食事・生活スタイルはこう改善した!などの情報をお持ちでしたら、何でも助かりますので、コメントで教えていただけると幸いです。

※ちなみに、私は2021年10月4日(月)に一旦退院しており、次の入院までに何か体に良いことはできないかと模索し、がん細胞に有効である「免疫力」に着目しました。この「免疫力」を向上させるために、毎日2キロのランニング、腸活のために毎朝・夜にヨーグルトの摂取、体内でビタミンDを作るために日光浴、7時間以上に睡眠を実践しています。笑

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【パートナーとの話】        

私事ですが、年が1つ上の方とお付き合いしています。

 

放射線抗がん剤の話をする前に、これまでパートナー(以下、Kさん)にしてきた「がん」に関する話を少し書きます。

 

Kさんには、7月末の診察でがんの可能性があると診断されたこと・8月末の手術で12時間以上の手術をし、そこで舌を切除して、今後の喋り方が変わってしまうこと・病理検査で首のリンパ節に転移していることが判明し、がんステージも上がり、5年生存率が約50%であることなど報告してきました。

 

私は、Kさんと別れたくありませんでしたが、Kさんの今後の人生を考えて、節目節目(手術の前や病理検査後)に別れ話を切り出していました。

 

特に病理検査後の別れ話は真剣に話しました。
私「俺、5年生存率が約50%のステージになっちゃった。これから放射線抗がん剤治療が必要になる。放射線すると味覚障害になったり、抗がん剤不妊の可能性があるんだって。.........色々考えたんだけどさ、俺と一緒にいても、この先どうなるか分からないし、仮に結婚したとしても、いつ再発・転移して働けなくなるか分からないし、治療費もかさむし、迷惑かけるだけだと思う。Kさんの今後の人生を考えたら、ここで別れた方が良いと思う。Kさんには本当に幸せになって欲しい。Kさんは可愛くて気遣いもできて良い人だから、すぐに良い相手見つかるよ。ちょっと考えてみて欲しい。ここでお別れという回答でも当然のことだし、俺に気を遣わなくて良いからね。」

 

Kさんは次のように言ってくれました。
Kさん「もんもんが入院中、私もこの先のこと考えたよ。うーん、この先何が起きるか分からないよね。この先私もがんになるかもしれないし、ここでもんもんとお別れしたとして、次に良い人が見つかるかも分からないし。もんもんは今回こういった状態になってしまったけど......やっぱり一緒にいたいと思う。そばにいて支えたいと思う。あと、もんもんのことを母親に話したよ。そしたら母親は、もんもんとのお付き合いを反対しないで、私が何をしたいかを考えて行動しなさいと言ってくれたよ。それが、もし、もんくんと一緒にいたいなら、お母さんも全力で応援するしサポートするって言ってくれたよ。また、神様は乗り越えられる試練しか与えないから大丈夫って言ってたよ。だからこれから先、大丈夫だよ。」

 

この話しをされたとき、泣きました。笑 
(実際は、他の言葉もたくさんかけてくれました。)

今後のリスクが高いにも関わらず、上記の言葉をかけてくれて、一緒にいたいと言ってくれて、とても嬉しかったですし、心強い存在だと思いました。

 

そのようなKさんに、放射線抗がん剤治療内容について話しました。ここで、放射線を右側にも照射するべきか・抗がん剤不妊の話をしました。Kさんは次のように言ってくれました。

Kさん「右側にも照射することで、再発・転移の可能性が低くなるなら、もんもんと一緒にいてたいし、照射して欲しい気持ちがある。でも、一方で、副作用で味覚障害がひどくなるし、もんもんが食べるの好きなの知っているから、そんなもんもんが味覚障害によって食欲不振になっているところも見たくない。回答になってないよね。不妊についてはあまり心配・気にしてないよ。それはできる状態が好ましいけど。。。放射線は右側に照射してもしなくても、そばにいることには変わりないからね。どっちを選択しても正解だよ。」

 

パートナーと話しての心境は、「Kさんと少しでも一緒にいられるように、味覚障害になっても、普段の生活がしづらくなっても、右側も放射線を照射しよう。そして、再発・転移しない体づくりをしよう。今は心配かけたり気を遣わせたり申し訳分けないけど、治療後にたくさん恩返しをしよう。生きていれば何とかなる。大丈夫、神様は乗り越えられる試練しか与えない。」でした。

 

【両親との話】        

父親・母親に放射線抗がん剤治療の話、右側にも放射線を照射するべきか話しました。

 

放射線抗がん剤治療について話したときは、やはり悲しんでいました。母親は、キレイに生んだ体なのに、手術でメス入れられて、さらに放射線抗がん剤でボロボロにされるのかと悲しんでいました。

 

父親は、右側に放射線を照射するかしないかについては、しない方が良いのではないかという回答でした。

父親「今回、右側に照射するのは予防的な意味だよな?放射線を照射した場合は二度と同じ場所には照射できないんだよな?今後、もんもんは1か月に2回か分からんけど、病院に検査いくんやろ?そこで右側にがん細胞が見つかった場合は、今回の舌がんと違って、早期発見になると思う。そこで、リンパ節切除の手術じゃなく、放射線治療だけで済むように選択肢を残しておいた方がよいと思うな。でも、これは一般人の意見だし、先生とか専門家の意見を尊重すべきかな。」

 

両親と話しての心境は、「心配かけて申し訳ない。生き続けて恩返しがしたい。右側に放射線を照射しようと思っていたけど、確かに右側で今後転移が見つかった場合、適切な箇所に放射線を照射できる選択を残しておいた方が良いかもしれない。あ~、どうしよ。。。。。。」でした。

 

【手術してくれた先生達との話】        

手術してくれた先生達に、放射線を右側にも照射するべきか相談するために、2021年10月18日(月)に、大学病院に向かいました。
※今後の人生に影響する決断で困っていると電話相談したら、わざわざ時間を作ってくれました。

 

先生たちとは、軽くふざけたこと言える程に仲良くなったので、久々に会えるだけでも嬉しかったです。笑

 

H教授がこの日はおられなかったので、H准教授が相談に乗ってくれました。

H准教授「右側も照射した方が良いと思います。もんもんさんだから言いますけど、もんもんさんのがんの悪性度が高いことが病理検査で分かっています。普通の患者さんになら、お若いからがんも元気です!などの表現で伝えますが。現在は右側に転移していない結果になっていますが、放射線科の先生は、がんの悪性度・もんもんさんの年齢・治療経験を踏まえて、右側にも照射した方が良いと言っていると思います。放射線科の先生は、放射線治療した場合の副作用は熟知しているし、その上で右側も照射した方が良いと言っているのには、ちゃんとした意味があると思うんですよね。味覚や唾液のこと心配してましたけど、味覚は戻ると思うし、唾液はマッサージしたり人口唾液で補ったりサポートはするので、そこは心配しなくて良いですよ。」

 

手術してくれた先生達と話しての心境は、「何でも相談できる頼りになる繋がりができてよかった。信頼できる先生達だし、サポートもしてくれるし、何があっても大丈夫だ!右側にも放射線を照射しよう。」でした。

 

【これからの放射線抗がん剤治療に向けて】      

2021年10月15日(金)に保留していた『放射線の照射範囲』について、2021年10月19日(火)に、放射線科の先生に「左右両方ともとことん照射してください。」と回答しました。回答するまでに色々悩み、考えましたが、この時には『味覚障害・唾液分泌障害になっても生きていけば何とかなる。抗がん剤もつらいけど、なるようにしかならない。つらくても、Kさんや両親、友人がいる。そういった人たちに恩返しできるようにするためにも、今はとことん治療しよう!』と決心してました。

 

明日の2021年10月25日(月)から、放射線抗がん剤治療が始まります。どうなるか分かりませんが、どのような状態になっても、少しでも生きれるように、気持ちを高めて治療に励みます。笑

 

次の病院ではPCがあまり使えないので、ブログの更新頻度がたぶん落ちます。が、スキを見て、生存確認報告も兼ねてブログを更新しようと思います。笑

 

では。

 

【P.S.】      

今回のブログに関係ないですが、2021年10月23日(金)~25日(日)で、Kさんが福岡に来てくれて、観光・旅行していました。味覚障害になる前に食べておかないと!状態だったので、スキがあれば食べてばかりでした。笑

 

こんな機会もないですので、今回行ったお店の中で個人的におすすめなお店を適当に4つ程載せます。笑

 

まずは、『やま中』というもつ鍋のお店です。福岡で有名なお店で、もつ鍋の味はもちろん、店内の雰囲気もおしゃれ過ぎて、感動が止まらないお店です。笑

URL:博多もつ鍋 やま中 赤坂店 (ヤマナカ) - 赤坂/もつ鍋/ネット予約可 | 食べログ

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次は、『栗りん』というモンブランのお店です。ここでは、絞りたてモンブランを食べることができます。口に入れた瞬間ふわっと栗の風味・甘さが広がり、一瞬で幸せな状態になれます。笑
※写真は、モンブランを食べようとするKさんの写真です。笑

URL:和栗モンブラン専門店 栗りん 天神店 - 西鉄福岡(天神)/ケーキ | 食べログ

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次は、『はじめの一歩』という海鮮のお店です。ここのお店はどの食べ物も少しお値段張りますが、「お金を出しても食べる価値がある」と思えるものばかりです。このお店のゴマサバは、一度で良いから食べていただきたいです。笑

URL:はじめの一歩 (はじめのいっぽ) - 博多/居酒屋 | 食べログ

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最後に、『極味や』というハンバーグのお店です。佐賀県伊万里牛を使ったレアのハンバーグを焼き石で自分好みの焼き加減で食べることができます。お肉のパンチ力が半端ないです。私は福岡に帰省したら必ずと言ってよいほど食べていますが、いついっても混んでます。笑

URL:極味や 福岡パルコ店 - 天神/ハンバーグ | 食べログ

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