生検諸々の結果【後編】
※前回ブログのH教授「質問はありますか?」の続きになります。
私「説明ありがとうございます。『がん』であることは覚悟していました。手術する際、舌が全摘出とかではなさそうで一応ホッとしてます。質問ですが、舌に見えている腫瘍はそこまで大きくないように見えますが、左側は2/3も切除しなければいけないのでしょうか?」
H教授「はい。良性の『がん』であれば腫瘍箇所だけで良いですが、悪性の場合だと、腫瘍箇所を中心に+1cmほど余分に切除する形式になるからです。理由は、がん細胞が腫瘍箇所を中心にパラパラと散らばっているからです。その散らばったがん細胞を取りきるために余分に切除します。」
私「余分に切除したら、舌にがん細胞の心配はないのでしょうか?」
H教授「手術後、切除した舌を精密検査してみないと分からないです。切除する舌の中心を0cm、腫瘍箇所を1cm、余分に切除する箇所を2cmとした場合、約1.5cm以内にがん細胞が集まっていれば、心配はないです。しかし、1.5~2cmにパラパラとがん細胞が見られた場合は、右側や他箇所にも影響している可能性があります。そうなった場合は、放射線治療・抗がん剤治療になります。」
私「分かりました。手術した後の後遺症はどのようなものでしょうか?」
H教授「口腔系については、発話機能・嚥下機能・咀嚼機能に影響が出ます。現在のようには戻りません。あとは味覚も再建した舌では感じることはできません。再建の目的は、あくまで残った右側の舌機能を補助するために行います。首については、リンパ節を切除した側がやせぼったく見えます。また、血行が悪くなるので、むくみやすくなります。人それぞれですが。」
私「..........分かりました。入院期間はどれぐらいでしょうか?また、追加で放射線治療・抗がん剤治療になった場合の入院期間はどれぐらいでしょうか?会社に伝えなくてはいけなくて。」
H教授「入院はだいたい1か月から1か月半です。追加で放射線治療・抗がん剤治療はもう1か月半です。」
ここに記載していない質問もありますが、私も両親も質問を終えて、H教授は部屋を出ました。
S先生「長い間お疲れ様でした。今後移植元の可能性がある左腕で点滴をしないでください。そして、この後お時間ありましたら、舌の超音波検査させていただきたいのですがよろしいでしょうか?その後に、生検時に縫合した糸を抜かしてください。」
この後、放射線科に行き、舌の超音波検査を実施しました。
検査は、舌に超音波検査用の機械を直接あて、画像を複数枚撮るものでした。
(生検した箇所に機械が当たった時が痛かったです。笑)
舌の超音波検査が終わり、口腔外科に向かい、舌の糸の抜糸をしました。
私は、「手術で切除するならこのままでよいか?」と質問しましたが、S先生に「糸に食べかすなどの汚れがたまってしまうので」と言われ、覚悟を決めて抜糸しました。
抜糸は一瞬だったので、思ったより痛くなかったです。怖さが強かったです。笑
この後、次の来院日程を決め、追加の処方箋をもらい帰宅しました。
『がん』だと覚悟してても、やはり『がん』と診断され、気持ちが落ち込みまくりました。半端なかったです。この先の人生終わったなとか、仕事どうなるだろうか、人とお喋りするの好きだけどもうできなくなるのか、仕事忙しかったけどどうしてもっと早く病院に行かなかったのか、話し方はどれぐらい変わるんだろうなど。考えたら尽きないかったので、気持ちを落ち着かせるために、帰り道に親にスーパー銭湯に連れて行ってもらいました。バレないように湯船で思いっきり泣きまくりました。笑
(泣きまくったら、気持ちは一応落ち着きました。)
早見表 ※更新あり
日付 | イベント (日常生活の変化、検査内容、検査結果など) |
治療費 |
---|---|---|
2021年6月上旬 | ■左側の舌に違和感を感じはじめる。 | ー |
2021年7月中旬 |
■左側の舌が痛み始める。 |
ー |
2021年7月30日 |
■近くの口腔外科クリニックに初めて行く。
|
約3,600円 |
2021年8月2日 |
■2回目の口腔外科クリニックに行く。
■母親に実家の病院で検査してもらうことを伝えた。 |
約1,800円 |
2021年8月5日 | ■実家の福岡へ出発。 | ー |
2021年8月6日 |
■紹介状先の病院に初めて行く。
|
約16,500円 |
2021年8月10日 |
■紹介状先の病院に行く。 |
約7,700円 |
2021年8月11日 |
■紹介状先の病院に行く。 |
約10,750円 |
2021年8月13日 |
■紹介状先の病院に行く。
|
約2,500円 |